【準決勝】鹿児島実-鹿屋工(2013年第95回全国高校野球選手権鹿児島大会)

2013年7月22日(月)県立鴨池球場

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
鹿屋工 0 0 0 1 2 0 0 0 1 4
鹿児島実 1 0 0 0 0 0 3 5 X 9

【投手】

鹿屋工 :橋口、村山 - 川原

鹿児島実:横田、福永 - 中島

▽本塁打 福永(実)

▽三塁打 横田 2、仮屋(実) 


鹿実 終盤の逆転劇


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出場メンバー

<鹿児島実業>

  1. ⑥松下
  2. ④住田
  3. ⑧1福永
  4. ①7横田
  5. ⑦8大迫
  6. ② 中島
  7. ⑨ 仮屋
  8. ③ 今坂
    H 久木迫
    3 矢野
  9. ⑤ 長倉

戦評

県立校の意地だった。鹿屋工は、強豪私学の鹿実相手に六回まで2点のリードを奪った。終盤に逆転され決勝進出を逃したが、主将奥は「勝てた試合だったので悔しい。でもチームの目標である『吉田野球』は見せられた」と胸を張った。

部日誌の表紙にかかれている「吉田野球証明」。監督名を冠にしたタイトルは、「先生と自分たちがやっていることは間違いない」という自信の表れだ。秋、チーム発足時に全員で話し合って決めたという。

その自信は指揮官も同じだ。吉田公一監督は「左打者が並ぶ鹿実には左の橋口がいい」。この日はエース村山でなく、軟投派の2年左腕を送った。この作戦が見事にはまり、途中までは完璧な試合運びだった。

吉田野球の代名詞である「フルスイング」を武器に春、夏4強入りを果たしたナイン。今大会、打率5割超の3番小能は、最終回に1点をたたき出し、「『最後まであきらめるな』という先生の教えを守れた」。ナインは感謝し尽くせない気持ちを伝えるように、何度も何度も指揮官を胴上げした。

(南日本新聞)

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