【4回】1997夏県大会決勝(鹿児島実vs鹿児島玉龍)

【4回】1997年夏県大会決勝(鹿児島実vs鹿児島玉龍)


スポンサードリンク

4回表(鹿児島実)

さあ今度は鹿児島実業高校の攻撃、指示を送ります、一塁側ダグアウトの前、久保克之監督です。

59歳、鹿児島実業OB、昭和42年に監督に就任しました。甲子園経験が豊かな監督ですよね。

松田「そうですよね」

 

春7回、夏9回、去年の夏でしたっけ。センバツ。

 

松田「春ですよね」

 

去年のセンバツでですね、あの下窪、林川のバッテリーで旋風を巻き起こし、見事に優勝された訳ですよね。

 

松田「下窪、林川のバッテリーが良かったですよね、それに川田君、松下君がおりましたからね」

 

さあ、四回の表、鹿児島実業高校の攻撃は久保から。4番ファースト久保からです。

守ります鹿児島玉龍高校は、セカンド左近充に戻っています。またサードに川田が戻っています。二番セカンド左近充。四番サード川田となっています。直球を打って左近充、やや逸れましたがアウト。代わった左近充が捌きました。

4番久保裕二 セカンドゴロ(一死)

先頭バッターが倒れています。

さあ、今度は貞。インコース。今のはいい球です。この貞ですが二打席二安打。二打数二安打当たっているバッターです。

直球、打ってきました、セカンドの左抜けました低いゴロ。センター前ヒット。

貞ファーストストップ。

5番貞優樹 センター前ヒット(一死一塁)

打球の速い低いゴロ。センター前ヒット。ワンナウトランナー一塁。アウトコースの球でした。この辺は見逃してきません。

三打数三安打貞。そしてバッターは新屋。今日二つの送りバントを成功させています。

ワンナウトランナーは一塁。8-2、6点差をつけている鹿児島実業高校の4回の表の攻撃です。

初球は見送ってきました、ボール。

この新屋ですがね、あのまあ送りバントしようがしないが、初級からこのバントの構えを見せてくるんですよね、この大会。

 

松田「そうですよね、そのああいう形で狙ってくるんですよね」

 

ヒッティング、セカンド真正面。ゲッツーコースかファーストへファーストアウト。ダブルプレー。スリーアウト。

4回の表鹿児島実業は無得点です。セカンドの左近充が上手く捌きましてゲッツー。

6番新屋勝利 セカンドゴロ併殺打(チェンジ)

今のプレーです。アウトコースの球、セカンド真正面でした、上手く捌きましてゲッツー。ダブルプレーでスリーアウトです。

スポンサードリンク

4回裏(鹿児島玉龍)

それでは、今日、審判を勤めます、審判員を紹介しましょう。

主審は米倉さん、一塁塁審は今田さん、二塁塁審は堤さん、三塁塁審は清水さんの審判員です。

さあ、上手い守備を見せました、こちら、鹿児島玉龍高校。応援席、拍手で迎えられています。

さあ四回の裏鹿児島玉龍高校の攻撃は、田村からです。キャッチャーの田村から。

松田さん、まあ6点差を付けられている訳ですがこのピッチャーの杉内をですね、打ち崩すにはどういう攻撃が必要なんでしょうね。

 

松田「まあそうですね、玉龍打線とすればですね、やはりあのカーブとストレートを投げてくるんですが、どちらかに絞ってですね、やはりあの左ピッチャーですからセンターからライト方向におっつけるようなバッティングが欲しいんですよね」

なるほど、さあバッターは先ほどホームランを打っている田村。

まあ先ほどホームランを打っていますから、このバッターをとにかく塁に出す。


松田「そうです、先ほどカーブを打ちましたからね」

 

さあバッテリーこのカーブを投げてくるか。カーブ。そうしますとこの杉内とバッテリーを組みます吉永、そして対するバッターは田村ですが、このカーブなど織り交ぜる投球ですが、そのカーブがどう入ってくるか楽しみですね。

 

松田「そうですよね」

 

 

直球、さあ、カーブ投げましたが直球のアウトコースでツーエンドワンと追い込みました。先ほどホームランを打った球はバッター田村はカーブ、さあツーエンドワン。ストレート、大きなバウンド。岩切捕ってファーストへ、やや逸れましたが、久保がグッと手を伸ばしましてボールを捌いています。

6番田村広人 セカンドゴロ(一死)

最後は直球、岩切が捌きました。ここはストレートでしたね。

 

松田「そうですよね、まああの狙う球は良かったと思いますがね、やや振り遅れしましたね」

 

バッターはレフトの船川が入っています。

カーブ、初級はカーブ。キレのいいカーブが決まっています杉内。

直球インコース。

 

松田「今の高さはいいですね」

 

いいですね、まあ序盤ですね、この杉内、私はですね昨日180球以上投げているので、スタミナがどうかと話したんですが、この回を見ているとその心配はなさそうですよね。

 

松田「もうこれだけあの点を取ってもらえばですね、自分で思うように投げるんですよね」

 

キャッチャーが構えたところにちゃんと決まっています。これは高め。ピッチャーからレフトへ行っていますその船川がバッターボックス。

そして、こちらは先発の杉内、二年生。

インコース決まったストライク。見逃しの三振ツーアウト。

7番船川卓哉 見逃し三振(二死)

ずばっと膝元決まりました。まさにお見事という投球ですね。

 

松田「そうですねあのコーナーを突いてますよね。そしてあの投球を見てますとねストレートカーブストレートカーブ交互に投げてくるんですよね、まあ玉龍打線がどちらに絞っているか判りませんが」

 

バッターは今日初打席小島。

抜けるかショートの本村捌いてファーストへ。アウトスリーアウト。

8番小島幹弘 ショートゴロ(チェンジ)

ショートの本村がセカンドキャンバス寄りにボールを捌きました。

四回の裏、鹿児島玉龍高校は、三者凡退無得点。得点は8-2、6点の鹿児島実業がリードです。

スポンサードリンク